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痔核(イボ痔)、裂肛(キレ痔)、痔ろう

【症状・説明】

痔(じ)とは肛門周囲膿瘍は肛門の急性の炎症である。痔ろうはこの炎症が慢性 化したもにあたる。症状には肛門の腫れ、痛み、出血、場合によっては発 熱なども起こることがある。

三人に一人は「痔主」ともいわれるほど、痔に悩んでいる人は多 い。ただ、痔は肛門周辺の病気の総称で、一つの病気ではない。

1.痔核 (イボ痔) 2.裂肛(キレ痔) 3.痔ろうの三つに大別され、そ れぞれ、原因や症状、治療法も異なっている。この中で最も多いのが、痔 核。痔全体の約半数を占める。次いでキレ痔、痔ろうの順だが、合併して いる人もいる。

痔の悩みは「なった人でないとわからない」ともよくい われるが、痔に悩む動物というのもあまりきいたことがない。人間特有の 病気であるようだ。
人間は直立して歩くため、動物に比べて骨盤周辺の静 脈の血液の流れが悪くなるなど、うっ血が起こりやすいという。痔の中で も痔核は、肛門周辺の静脈のうっ血が原因で起こる。また、人間は状況に よって、便意があってもトイレを我慢する。そのため、便秘になりやすく、 排便時に力み過ぎてキレ痔になりやすい。

紀元前二千五百年頃に はエジプトの宮廷に肛門病の医師がいたそうで、中国でも紀元前八一三世 紀にあたる春秋戦国時代の書物に痔の名称が見られるという。人類とは実 に古い付き合いの病気である。

【原因】

肛門にある小さな穴(陰)に便の中のばい菌が入りこみ化膿すると肛門周 囲膿瘍になってくる。丁度、歯のすきまに口の中のばい菌が入り込んで虫 歯になるのと似ている。

痔の原因となるものは、数多くあるが、その中でも特に多いのが生活習 慣が考えられている。仕事などで、長時間立ったり、座った状態が続くと、 肛門の血行が悪くなり痔になりやすくなってくる。

また、毎日の食生活に おける繊維食品、乳酸菌の摂取不足から、排便時に便秘、下痢などが起因 して肛門に多くの負担かけ過ぎることから痔の症状が現れるように思われ ている。

【対策】

痔(じ)の手術はなるべく早く受けた方がよいが、患者にして みると、手術後、排便などに支障はないのか、ということが気になる。
確 かに以前は、痔の「ろう管」の周辺を大きく切開する開放術式と呼ば れる手術が中心だったため、手術によって肛門(こうもん)の括約(か つやく)筋が傷つくなどして肛門が変形し、しまりが悪くなり、手術後、 便がもれやすくなるような例もよく見られた。

しかし、十年ほど前から、 痔が大きい場合でも、括約筋内にあるろう管には手を付けないように したり、体の別の部分の筋肉の一部を埋め込んだりして、肛門の括約筋の 機能を残す手術法が普及。括約筋の機能を損なわないように、各施設で細 かな手術法の工夫も進み、手術後の肛門の変形が減って、入院期間も短く て済むようになってきたという。
ただ、治療が遅れた複雑な痔では、 手慣れた専門医に手術を受けないと、再発しやすくなるとも言われる。

痔の治療は進んできたとはいえ、一度痔になった人は、ふだんの 生活を見直さないと、再発の可能性は残る。中でも代表的なのは、便秘を しないことである。便秘をすると、硬くなった便をいきんで出すことにな る。繰り返すと、イボ痔やキレ痔を引き起こしやすい。繊維性の食物を 多くとったり、朝起きがけに水や牛乳を飲んだりなど、便秘にならないよ うにする方法はその人その人で違うが、できるだけ便を我慢しないように したい。

一方、下痢も長引くと、肛門(こうもん)に負担がかかるので、 要注意である。トイレタイムをできるだけ短くするよう心掛けることが力 まないことにもつながる。肛門の周辺をいつもきれいに保つことも重要 である。

排便後のお風呂は、肛門周辺の血行もよくする。手っ取り早いの は、おしり洗浄器付きのトイレの利用。最近は携帯用も市販されているの でうまく活用しよう。お酒や辛い食べ物なども、余り神経質になる必要は ないが、度を超さないのが予防法である。

◆痔の予防方法◆
1. お風呂は毎日入る。
2. 肛門周辺を清潔に保つ。
3. 便秘や下痢をしないように注意する。
4. トイレで強く力まない。
5. アルコールや香辛料などの刺激物はひかえめに。
6. 腰を冷やさない。
7. 長く座ったままでいない。


>>消化器科医学事典

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